デジタルスタンプラリーの費用は、「どの方法で実施するか」で数十倍変わります。結論からいうと、相場は受託開発・代理店構築なら30万〜200万円、見積・問い合わせ制のパッケージ型なら数十万円規模、セルフサーブ型SaaSなら数千円〜十数万円の3層に分かれます。この記事では、この価格差がどこから生まれるのかと、実際の金額例を解説します。

この記事でわかること

  • デジタルスタンプラリーの費用相場(3層構造)
  • 各方式で「何にお金を払っているのか」の内訳
  • セルフサーブ型の実額例(7日間・30日間・90日間の3構成)
  • 発注形態別の向き・不向き
  • 予算取り・稟議前に確認したいFAQ

デジタルスタンプラリーの費用相場は「3層構造」

サービスのWebサイトを見比べると価格がバラバラに見えますが、実施方法で整理すると相場は次の3層にまとまります。

実施方法 費用相場 支払っているもの
受託開発・代理店構築 30万〜200万円 開発費+企画・ディレクション人件費
パッケージ型(見積・問い合わせ制) 数十万円規模が中心(公開価格なしが多い) システム利用料+営業・サポート体制の人件費
セルフサーブ型SaaS 数千円〜十数万円 システム利用料のみ

① 受託開発・代理店構築:30万〜200万円

制作会社に専用システムの開発を依頼するか、広告代理店・イベント会社に企画から運営まで任せる形態です。金額の大半は、エンジニア・ディレクターが動くことによる人件費です。オリジナルの要件(既存アプリへの組み込み、独自の演出など)を実現できる反面、準備期間は1〜3か月以上かかるのが一般的です。

② パッケージ型(見積・問い合わせ制):数十万円規模が中心

既製のスタンプラリーシステムを、営業担当との商談・見積を通じて契約する形態です。公開価格を出していないサービスが多く、月額制や機能ごとのオプション課金が中心です。価格には、システム利用料に加えて営業担当・電話サポート体制を維持する人件費が含まれます。

③ セルフサーブ型SaaS:数千円〜十数万円

主催者自身がWebの管理画面でスタンプラリーを作成する形態です。商談・見積・ディレクションといった「人が動く工程」がないため、システム利用料だけで開催できます。3層の価格差は機能の差ではなく、この「人件費をどれだけ含むか」の差です。


セルフサーブ型の実額例(Petancoの場合)

セルフサーブ型の一例として、Petancoの料金で実額を計算してみます。Petancoは「公開日数×スポット数」の従量制で、作成・テストは無料、課金されるのは公開するときだけです。

項目 単価(税抜)
公開日数(1〜30日目) ¥1,500 / 日
公開日数(31日目以降) ¥800 / 日
スポット数(1〜10ヶ所) ¥3,000 / ヶ所
スポット数(11ヶ所目以降) ¥2,000 / ヶ所

代表的な3つの構成で計算すると、総額は次のとおりです。

構成の例 計算式 総額(税抜)
週末イベント
(7日間・5スポット)
7日×¥1,500+5ヶ所×¥3,000 ¥25,500
1か月キャンペーン
(30日間・10スポット)
30日×¥1,500+10ヶ所×¥3,000 ¥75,000
季節の周遊企画
(90日間・15スポット)
30日×¥1,500+60日×¥800+10ヶ所×¥3,000+5ヶ所×¥2,000 ¥133,000

アンケートやカテゴリー追加などのオプションは別途(各¥3,000〜)です。最小構成なら¥4,500(1日+1スポット)から公開できます。

※2026年7月時点の料金です。最新の単価は料金ページをご確認ください。料金シミュレーターを使えば、お考えの構成の総額をその場で算出し、「計算結果書」として保存できます。


なぜ実施方法によって費用が10倍以上違うのか

理由を一言でいえば、価格に含まれる人件費の量が違うからです。受託開発では打ち合わせ・設計・進行管理に専門職の工数がかかり、パッケージ型では営業担当や電話サポート体制の維持費が価格に上乗せされます。セルフサーブ型は、これらの「人が介在する工程」を最初から持たない構造のため、システムの原価に近い価格で提供できます。

「安い=品質が低い」ではなく「安い=人件費を含まない」である理由は、「なぜPetancoはこの価格で提供できるのか」でコスト構造を開示して詳しく説明しています。


発注形態別の向き・不向き

どの層が正解かは、予算だけでなく「体制」で決まります。正直に整理します。

受託開発・代理店構築が向いているケース

  • 既存アプリへの組み込みや独自演出など、カスタム要件がある
  • 企画・デザイン・運営まで丸ごと外注したい(担当者が手を動かせない)
  • 数十万〜数百万円の予算と、数か月の準備期間を確保できる

パッケージ型が向いているケース

  • 電話での相談・伴走サポートを重視する
  • 複数年にわたる継続運用が前提で、担当者間の引き継ぎが多い

セルフサーブ型SaaSが向いているケース

  • 担当者が自分で管理画面を触って作成できる
  • 予算が限られている、または費用対効果を厳しく問われる
  • 開催まで時間がない(最短ならその日のうちに公開まで可能)
  • 1日〜数か月の期間限定イベントである

逆にいえば、「完全におまかせしたい」場合にセルフサーブ型は向きません。自力で作れる担当者がいるかどうかが、いちばん大きな分かれ目です。


紙のスタンプラリーとの費用比較

参加者500名・スポット5か所のイベントを想定した場合の概算比較です。

方式 主な内訳 概算
紙のスタンプラリー カード印刷・スタンプ台・各所のスタッフ人件費・手作業の集計 約9万〜17万円
デジタル(セルフサーブ型) システム利用料+QRコード印刷費 約1万〜4万円

デジタル化の節約効果が最も大きいのは印刷費よりもスタッフ人件費と集計の手作業です。スタンプ設置箇所に人を置く必要がなくなり、参加データも自動で集計されます。


よくある質問

Q. 表示されている料金のほかに追加費用はかかりますか?

セルフサーブ型の場合、初期費用・月額固定費は原則ありません。Petancoでは料金シミュレーターで算出した金額のとおりに決済され、後から見えない費用が発生することはありません。QRコードの印刷費や景品代など、イベント運営側の実費は別途必要です。

Q. 見積書・請求書は発行できますか?

Petancoでは、料金シミュレーターから「計算結果書」を発行でき、予算取りの根拠資料に使えます。銀行振込でお申し込みの場合は見積書・請求書を発行します(事務手数料¥10,000)。クレジットカード決済の場合は管理画面から領収書をダウンロードできます。

Q. 無料で試せますか?

Petancoはアカウント作成からスタンプラリーの作成・テストまで無料で、数量制限もありません。本番と同じ環境で動作を確認し、納得してから公開(課金)に進めます。

Q. 支払い方法には何がありますか?

Petancoの場合、クレジットカード(即時反映)と銀行振込(事務手数料¥10,000)に対応しています。法人カード・デビットカードも利用できます。

Q. 公開後に期間やスポットを追加すると費用はどうなりますか?

Petancoでは公開可能期間中に管理画面から追加購入でき、課金されるのは追加分だけです。入力済みの内容はリセットされません。


まとめ

  • デジタルスタンプラリーの費用相場は3層構造:受託開発30万〜200万円/パッケージ型数十万円規模/セルフサーブ型数千円〜十数万円
  • 価格差の正体は機能ではなく価格に含まれる人件費の量
  • セルフサーブ型の実額例:7日間・5スポット¥25,500/30日間・10スポット¥75,000/90日間・15スポット¥133,000(いずれも税抜)
  • 自力で作れる担当者がいるならセルフサーブ型、丸ごと外注したいなら受託・代理店が向く

予算取りの第一歩は、自分のイベントの「日数×スポット数」で総額を確かめることです。Petancoの料金シミュレーターなら、登録不要でその場で総額を算出できます。作成・テストは無料なので、品質の確認も予算化の前にできます。

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最終更新:2026年7月
著者:Petancoスタッフ